パン作りでは、材料の目分量は厳禁なのだが失敗してもおいしくできる不思議
パン作りでの気を付けたいこと、それは
材料の分量をしっかり守って作るという事があります。
もちろん、自分で決めた味付けや食感を出すための分量は自分だけのものなので
レシピの分量と違ってもおいしくできます。
いつものように休日にパンを作ろうと思い、前回は分量を1斤分で2斤の器で作って
失敗したので今回は、きちんと2斤分の分量で作ってみました。
2斤角型食パンを作る
材料 | 2斤分の分量 |
強力粉 | 560g |
水分 | 360g |
塩 | 10g |
砂糖 | 30g |
インスタントドライイースト | 10g |
油脂 | 10g |
さて、今回はこの量で作ればちゃんとした2斤の角型食パンができます。
出来ます。
出来るとも。
ここから、前回と同様にホームベーカリーに入れて1次発酵が終わる迄他の用事をしつつ
まっていればいいだけ。
1次発酵終了後、中を見てみると膨らんでます、前回と違い2斤分の量が、
さっそく台に移してパンチ、ガス抜き、ベンチタイムと一連の流れをやろうとしたとき、
事件発生!何かが違う
何かが違う!!
パン生地がフワフワのスライムみたいな感触ではなく、
重い、生地の伸びが少ない
いままで、ホームベーカリーで生地を作ってこのようなことは今までないので
どこかでミスをしたに違いない。
思い出しつつわからないけど、とりあえずこのまま作っていきました。
2次発酵
30度で60分やっても器のここまで発酵して膨らんだらOKというところまで膨らまない。
焼いているときも少し膨らむからそれに期待しつつ焼き上げていきました。
焼き上がりは見事に
膨らみが足りない状態で、角型のなかで山形食パンの出来上がり・・・
中はしっかりと詰まっていてそれでいてふわっとした食感です。
完全な角型にはなりませんでしたが、一応食パンにはなりました。
色々失敗の原因を考えてみると
ありました、完全に勘違いをしてしまったところが
それは、水分量です。
360gを入れるところが、一回目に160gを計量カップで入れて
そのあと200g入れるところを何を思ったのか
2回目に100gしか入れていませんでした。合計260g・・・
パンを作るときの目安が水分が60~70%ぐらいなのですが、今回は
45%ぐらいしか入っていなかったです。
それでパン生地も少し固めになって、膨らみもいまいちだったわけですが
味はおいしかったです。
今日はフィッシュフライを挟んでサンドにしました。
卵が落ちそうですがもっとおいしく撮りたいですねぇ。
パンの耳もしっかり味が乗っておいしくできました。
ただ、噛み応えは十分にありました。それでいて中はしっとりとして
おいしかったです。
この噛み応えはフランスパンに近いかもしれないと思える噛み応えでした。
思わぬ怪我の功名といいますか、
この水分量で作っていけば意外とおいしい表面固めの中しっとりのパンがつくれます。